眉毛との長い戦いに終止符を打った【初めての眉毛サロンレポ】
遂に、眉毛サロンの予約をした。
この夏、これだけはやろうと決めていたことである。
本稿は、初めての眉毛サロンレポとして、私と眉毛の戦いを記録したものである。
[:目次]
①眉毛サロンを予約するに至った経緯
②初めての眉毛サロンレポ
③よくある質問に回答してみる
①眉毛サロンを予約するに至った経緯
私と眉毛の戦いは長期にわたる。
思い返せば、中学生の頃から眉毛が周りの友達より濃かった。
しかし、かといってそれほど気にしていなかった。
部活に勉強に夢中で、まだおしゃれにもそれほど目覚めていなかったからである。
高校生。
眉毛を整える友人が増えた。
しかし、私はノータッチ。
それでもそれほど困らなかった。
真面目で落ち着いた校風から、メイクする人はほとんど居なかったし、私は部活に勉強にてんてこまいだったから。
大学生。
やばい。
眉毛がどうにもならない。
そもそも眉毛って何のためにあるんだ?
目を守るため?
そういえば眉って漢字、盾と似てるよな・・・。
眉、盾、眉、盾、盾、眉・・・。
毛抜きで抜いたりカミソリで剃ったり、見よう見まねで処理してみるも、なかなかきまらない。
メイクするようになって初めて、眉毛をどうにかしたいと考えるに至ったのである。
特に私の場合、全体的に密度の濃い眉毛で、どう整えてもゲジゲジ感が抜けなかった。眉マスカラも試したがイマイチピンとこず、
「こうなったら眉毛サロンに行くしかない!」
と重い腰を上げたのだ。
このレポは、眉毛サロンに行こうと考えている人、眉毛が濃いめな人、肌が弱くて心配な人にぜひ見て欲しい。
もちろん暇な人も見て欲しい。
②初めての眉毛サロンレポ
私はマスク必須の社会情勢をいいことに、すっぴんで、バスに揺られている。
いよいよ、眉毛との戦いに終止符を打つ日がやってきたのだ。
予約したサロンは、雑居ビルの中にあった。
狭く暗いらせん階段を上がり、綺麗に磨かれたガラスドアに手をかける。
緊張の一瞬。
足を踏み入れると、ふわっとした感覚。
分厚いカーペットが敷いてあった。
「いらっしゃいませ。」
綺麗な店員さんが出迎えてくれた。
お姉さんの眉毛を見る。
見てしまう。
向こうも私の眉毛を見る。
・・・。
「お客さま。」
「はい。」
「そちらで靴をお脱ぎください。」
このふわふわカーペットは、スリッパに履き替えた者だけが踏むことを許されるものだったらしい。
「わ、すみません!」
こうして、無事入店。
すぐに個室に案内される。
美容院や歯医者をイメージしていたため、個室というのは非常に居心地が良かった。
歯医者さんのような可動式のソファーへ座った。
ここが今日の戦場らしい。
綺麗なお姉さんは私の足下に膝をついて話してくれる。
こういうのはなんだか慣れない。恥ずかしい。
ラミネートされたプリントには注意事項や施術の流れが書いてある。
まずは契約書を読み、アンケートに回答、最後にサインをする。
アンケートには、普段の自己処理の方法(毛抜きやカミソリの使用について)やアレルギーの有無、赤みが出やすい体質かなど、いくつか質問があった。
私は敏感肌なうえに乾燥肌なため、とにかく肌への負担が心配だったが、赤みや痛みについて丁寧に説明してくれたため、安心してお任せできた。
「それでは椅子倒していきます。」
すぐに始まるらしい。
「マスク鼻の下まで下ろしていただけますか?」
おっと、これは誤算。
すっぴんで来てしまった。
どうやら、全体のバランスを見て、眉毛に印をつけていくらしい。
小鼻からまっすぐ上に、眉がしら。
黒目のふちからまっすぐ上に、眉山。
小鼻と目尻を結んで、眉尻。
耳にしたことがある、黄金比というやつだ。
印をつけてもらったところで、鏡を見ながらお姉さんと眉毛の形や太さを相談していく。
平行、アーチ、太め、細め、キュート、クールなどなど、自分の希望を伝えていく。
私はこれといった希望がなかったので、お姉さんにお任せした。
自分の骨格に合いそうな形を提案してくれるのでありがたい。
私は、元のアーチっぽい眉毛を活かしつつ、骨格に合いそうな平行眉毛にしてもらうことに。
もう一度椅子が倒され、ガイドを描いてもらう。
ガイドとはこういう形にしますよ、という理想を描くことで、眉毛の形を縁取り、周りはコンシーラーで消していく。
「一旦確認していただけますか?」
鏡を渡されると、すごい顔をした私がいた。
思わず吹き出してしまった。
これはぜひ、実際に体験してみてもらいたい。
ガイドの確認が終わると、いよいよワックス脱毛である。
目元の施術と言うことで、ここからは目を閉じて行う。
そのため、何をしているか見てはいないのだが、感覚でお話ししていこうと思う。
溶かしたロウを肌にのせていくため、少しアツい。
ロウをのせたところに、おそらくテープのようなものが貼り付けられる。
「はがしていきますね。」
ッッッッッッッッッッビリッ
一瞬の出来事である。
なるほど、ワックス脱毛とはこういうことか。
私はようやく理解した。
そこからは、ひたすらこれを繰り返していく。
目をつぶっているためどのように剥がされているのかは分からないが、お姉さんのフォームが想像できるようだった。
「ッッッッッッッッッッ」
この部分が助走である。
それはまるで、技を繰り出す前の竈門炭治郎のような、ソーラン節の構えのような、そんな感じ。
痛いは痛いが、想像していたほどの痛みではなかった。
ある程度ワックスによる脱毛が終わったら、仕上げとして毛抜きで残った毛を抜いてもらう。
濃い眉さんにはありがたい、毛の長さも調整してくれた。
その後はクールダウン、保湿してもらい、終了。
ここまで約1時間、金額はおよそ3500円であった。
BeforeとAfterはこんな感じ。
どちらもすっぴん眉。
お見苦しい写真だけど許してほしい。
眉毛サロンに行く前は最低でも2週間、自己処理は我慢しなくてはいけない。
(私はそれ以上育ててから行った。)
写真で比べてみると、だいぶスッキリした!
やったーーー!!!
③よくある質問に回答してみる
私が予約前、疑問に思っていたことをまとめておく。
なお、私なりの回答なので、医療的根拠はないし、サロンによって違いはあるので、どうか参考程度に。
Q.そもそも眉毛サロンって何するの?
A.「眉毛サロン」という言葉はよく聞くが、実際その素性が分からない、という人は多いのではないだろうか。
眉毛サロンに行くということは、ワックス脱毛をするということとほぼイコールである。
ワックス脱毛とは、wax(ロウ)を塗って、固まったところで一気にはがす脱毛方法。これにより、カミソリや毛抜きでは実現できない眉毛のラインがくっきり出る。
眉毛の形を理想の形にキープすることが可能になる。
私のような濃い眉さんにとっては、自分で調節するのが難しい眉毛の濃さもなんとかしてくれる点も、大きなメリットになるだろう。
Q.メイクしていっていいの?
A.私はすっぴんで行ったが、意外と悩むメイク問題。
答えはイエス。
眉毛サロンでは眉毛の周り、まぶたや眉間が施術対象。
チークやリップは関係ない。
メイクをしていっても、施術前にメイクを落とす場所が用意されている場合が多い。
また、普段の化粧の仕方などを見てアドバイスしてくれる場合もあるらしい。
これはサロンによって違ってくるため、自分が行くサロンに要確認。
Q.赤くなったりかゆくなったりしないの?
A.Instagramで「#眉毛サロン」で検索をかけまくっているあなた。
Googleに「眉毛サロン」と入力して、このブログにたどり着いたあなた。
分かるよ。
画像検索すると、眉毛は綺麗だけど周りが真っ赤になった画像が沢山出てきて、びっくりだよね。
これは、とにかく個人差があるらしい。
私は敏感肌で乾燥肌、アトピー持ちなので、赤くなることを覚悟して行ったのだが、全く赤くならなかった。かゆみもなし。
施術前のカウンセリングでそのことは伝えてあったため、施術後の冷やす時間を長くしてもらった。
これも不安なら相談すること。
多少の赤みは出るのが普通なようなので、結婚式の前日とかは避けるべし。
Q.ニキビがあるけど大丈夫?
A.私の場合は、問題なかった!
眉毛サロン前日の夜にニキビをこしらえてしまい、施術できませんって言われたらどうしよう、と不安だったものの、お姉さんに伝えたら
「大丈夫ですよー!そしたらそこは避けてワックスしますね!」
と、ニキビは避けて施術してもらえた。
ただ、これはニキビの程度にもよるかも。
膿んでるものや広範囲によるものは、たぶん痛みを伴うので、サロンに要相談。
Q.眉毛サロンは1回行ったら定期的に通わないといけないの?
A.定期的に通うことで、眉毛が理想の形で定着するらしい。
眉毛サロンは永久脱毛ではないので、再び毛は生えてくる。
私の場合は1か月くらいでふさふさしてきた。
もちろん、理想は定期的に通うこと。
今回はお試しで行ってみたので、現在は生えてきたところを毛抜きで抜くようにしている。
でも、ある程度形が決まっているので、そこからはみ出したものを抜くだけで楽ちん!
以上、初めての眉毛サロンレポでした。
マスク生活で美のモチベが下がるけど、小さなチャレンジとしておすすめ。
私にとっては大きなチャレンジでしたが!!!
結果、やってよかったです。
眉毛に完封勝利。
完。